
為替を読み、動かす。
経理
財務部
S.S
為替を読み、動かす。
経理
財務部
S.S
2016年入社 学生時代、ドイツに1年間、交換留学をした経験を持つ。就職活動は、グローバルの舞台で活躍できることを第一条件に掲げて実施。トヨタ自動車への入社を決めたのは、世界を舞台に働けるのはもちろん、多くの社員と会うなかで「人を大切にしてくれる会社だ」という魅力を感じたから。
世界のトヨタ・
収益安定化のカギ。
私の仕事は為替予約。トヨタはクルマを輸出し、車両代金としてドル・ユーロなどの外貨を受け取っています。外貨を円に交換するタイミングにより、収益の増減が発生するのが難しいところです。売上台数が同じでも1円円高になっただけで、トヨタ自動車の1年間の営業利益は約400億円減ると言われています。ポイントは、収益を安定させるため、為替の見通しを立てて、円高に備えて為替予約をすること。専門的な知識と先を読む洞察力が求められます。想定外の事象が起きていないか、日々マーケットの動きを把握し、経営層に鮮度の高い情報を発信するのも大切な仕事です。 簡単に1日の流れを紹介しますね。ロンドンとニューヨークに、為替の変動をチェックしている同僚がいます。ともに日本人です。勤務開始後、まずは、海外時間で起きた為替の変動にまつわる情報をニューヨークより共有してもらい、為替予約の方針を立てて、上司に報告します。そのあと、金融機関の人とやり取りをして、日中の為替の情報を収集。トヨタの生産状況や販売ペースなど、自社の情報を持ち寄り、チームと連携を取り、先を読み、動くようにしています。最後に、ロンドンに日中のマーケットを引き継いで勤務終了、という流れです。
BMWとの協業で、
入社動機が叶う。
入社2年目のとき、BMWとの協業に携わりました。新型スープラを開発・販売するプロジェクトで、私は財務として参加しました。債権回収のリスクを踏まえ、最適な決済条件を明らかにしつつ、決済に保険を掛けるか、商流をどうするか、などの選択肢を考え、判断を進めていきました。スープラは全世界に輸出されるクルマです。物流をはじめとした各部署、海外拠点の営業ともやり取りが発生します。私は決済を担当し、すべての商流をチェックして、債権保全上問題がないか、入念なチェックを繰り返しました。債権保全に向けた条件などを出すために、数多くの苦労をした思い出があります。 また、このプロジェクトは、今まで日本からの輸出を前提としていた物流ルートが、ヨーロッパ起点になるというトヨタ初の試みであり、資金決済のルールをどうするのか、根本から整理し、取り決めていきました。それに伴うシステムまわりの整備なども担当しました。 大変な仕事ではありますが、大きな刺激を感じた仕事でした。日本にいながら、海外の人たちとやり取りを重ね、プロジェクトを動かす醍醐味を肌で感じられましたから。私の入社動機がひとつ叶ったできごとでしたね。
社内で2名だけ、
という存在価値。
財務はいろいろな仕事があり、日々おもしろさを感じます。前述したBMWとの協業プロジェクトでも、いろいろな部署の人に協力を仰ぎ、新しいことを進めていけたのは、自身の大きな成長につながりました。このように、会社が新しい取引を始めるとき、必ず財務や経理が必要になり、お金の流れをつくるのは財務のおもしろさです。 また、為替においても、日々、大きな醍醐味を感じます。日によっては数十億円という金額を動かしており、ここまで大きな金額を扱えるのは、おそらく世界でも稀です。オペレーション次第で数十億円の益も損も出る難しい仕事を一人に任せてくれるのは、トヨタだからこそ。しかも、この仕事を担当できるのは、日本では私を含めて2名のみ。社内でも希少価値が高く、自分の存在価値を感じられます。 ハードな面も数多くある仕事ですが、今も自分の成長を強く感じます。入社したときと今の自分を比べても、粘り強さに加えて、現地・現物で情報を取り、事実を分析する力が付いたのでは、と思います。また、どんな事象についても「なぜ?」と考える姿勢になったのも成長のひとつ。机上の空論ではなく、積極的に各部から情報を取る力を活かして、より専門性を磨いていきたいです。
トヨタの金庫番として、資産を管理しお金を賢く使うように会社を支えます。 さらに、トヨタのグローバルでの収益最大化を考え、経営の羅針盤として、トヨタを支えます。
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