私を成長させたのは、
トヨタ流の現地現物の考え方。
経理
経理部
T.K
私を成長させたのは、
トヨタ流の現地現物の考え方。
経理
経理部
T.K
数字をまとめるだけではない。 現場を知り、現場と一緒になって問題を解決していく。 トヨタの経理・財務は「現地現物」で会社を支え続けています。
1991年、都市銀行へ新卒入社。その後、外資系保険会社など数社を移り変わる中で、債権や外国為替の運用、アナリスト、戦略企画、広報、IRといったさまざまな経験を積む。2005年3月、トヨタ自動車へ入社。会計や国際財務など、経理・財務分野で活躍し、企業活動の根幹のひとつである「カネ」についての問題解決を通じて、トヨタのグローバル展開を支えている。
世界と戦える
日本企業で働きたい
この想いを実現させるため、
トヨタに転職
それまで私がいた金融業界は、欧米企業中心のため、対等に渡り合うことが難しい状況でした。世界と対等に渡りあえる日本企業で働いてみたいと思い、国際競争力の高い自動車業界を牽引し、成長を続けるトヨタに転職を決意しました。27ヶ国・52事業体で生産し、160以上の国と地域で販売を行っているトヨタは、連結子会社542社・売上25兆円・営業利益2兆円に及ぶ資金管理・オペレーションを行っているため、金融業界での知見を活かして貢献できる分野が大いにあると思ったのです。 入社して驚いたのは、「現地現物」というトヨタの考え方が、経理・財務部門にまでしっかりと根付いていることです。まだ入社して間もない頃、連結決算に関わる業務を行っていた時のことです。現場から上がってきた数字をまとめ、上司に報告をしたところ「なぜ、この数字になっているのか。現場には確認したのか」と問われ、まさかそんな質問をされると思っておらず、何も答えることが出来ませんでした。 現場に足を運び、数字の背景まで直接確認することで、数字だけではわからないことを把握し、問題があれば現場と一緒になって問題解決にあたり、原価低減につなげていく。トヨタの経理・財務に求められる大きさとやりがいに気付かされました。私は、この仕事の進め方に驚くと同時に、一つ一つの仕事の“深さ”こそが、トヨタが日本の自動車業界を牽引し、世界と戦える源であると思っています。
部署の垣根も、国境も越え、
トヨタに新たな仕組みをもたらす
入社して5年が経った頃、米国でのリコール問題が発生しました。寿命が長く、また、命を預かる製品であるクルマは、売れたあとに提供する修理やサービス費用をあらかじめ推定し、計上しておく必要があります。しかし、リコールの拡大に伴い無償修理費が飛躍的に増え、従来の手法では見積もれなくなりました。こうなると、トヨタの決算、経営に対する信頼が揺らぎ、訴訟のリスクも高まります。グローバル全体の計上方法のあり方を見直し、経営への影響を最小限に抑えることが、経理・財務に求められていました。 私はまず、過去のやり方を全て洗い出し、今回のリコール問題に対応し得る無償修理費の新しい計上方法を見出すことに取り組みました。経理・財務の中だけでなく、あらゆる関係者、例えば各国の現場の品質管理担当者や、またアメリカの会計士とも何度も議論を重ね、実際に取りまわす各国の部署と地道に調整を行いました。会計士からは「こんなにも深刻な問題が起きているのに、そんな方法では全くダメだ」と時に厳しい意見もいただきながら、関係者全員で問題に取り組みました。
約半年間かけて私たちが生み出した新しい計上方法により、何とか投資家からの信頼を取り戻すことができました。大きな責任を伴う仕事でしたが、グローバルに起きる問題も、一つ一つ現場の状況を把握し、全体のコンセンサスを取りながら最適な改善を図っていく。組織で問題解決を行う姿勢が、トヨタの強みであると、改めて実感することが出来ました。 まもなく入社から10年を迎えますが、経理・財務は数字管理だけでなく、いいクルマ作りを目指す仲間なんだと、業務を通じて自然と感じてきました。今後もいいクルマづくりに貢献する経理屋としてトヨタをサポートしていきたいと思っています。
トヨタの金庫番として、資産を管理しお金を賢く使うように会社を支えます。 さらに、トヨタのグローバルでの収益最大化を考え、経営の羅針盤として、トヨタを支えます。
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