水素とトヨタを通じた、
地域貢献。
カーボンニュートラル・ パワーエレクトロニクス技術
環境エンジニアリング部
M.I
水素とトヨタを通じた、
地域貢献。
カーボンニュートラル・ パワーエレクトロニクス技術
環境エンジニアリング部
M.I
2013年入社 入社後は、クルマにまつわる様々な認可を取得する仕事に従事。2017年、未来創生センターに異動し、首都高速道路のエネルギー供給プロジェクトに携わる。2019年に産休・育休を取得。現在はCN先行開発センターに所属している。
カーボンニュートラルを描く。
現在、私が所属しているのは、新しく設立された部署です。温室効果ガスの排出をゼロにする“カーボンニュートラル”に向けたエネルギーシナリオを策定するのがグループのミッションです。そのなかで私は、産官学連携のプロジェクトや、新しくエネルギーシナリオを企画する仕事などを担当しています。 なかでも、今、密接に関わっているのは水素です。たとえば、水素をいかに効率よく運ぶか。水素は、常温・常圧では気体なので、運ぶときは効率が良くありません。そこで考えられているのが、窒素を反応させてアンモニアにして運ぶ方法で、気体のままの水素を運ぶよりも断然効率が良くなります。今は、さらなる効率化を目指しているところです。 これらの仕事は、トヨタ内で経験した人は誰もいません。カーボンニュートラルという言葉自体も、ここ数年で盛んに叫ばれるようになったものです。ただ、学生時代から環境とエネルギーに関心を持っていた私としては、今の仕事に携われているのは非常に嬉しいことです。トヨタに、地域に貢献できるのですから。
水素を通じた、
福島県への貢献。
産官学連携プロジェクトの実験装置は福島県にあります。東日本大震災から立ち上がった福島県は、これから、水素の都市としてプロモーションを進めようとしています。実は、世界最大の水電解装置が福島県浪江町に導入されるなど、現在進行形で水素にまつわるプロジェクトがたくさん動いています。そんな福島県には、縁を感じています。というのも、実は私自身も、地元が東日本大震災で大きな被害に遭いました。そのとき、「自分たちに少しでもできることがあれば」と、ボランティアとしてがれきの撤去や仮設住宅の整備などに尽力してくれたのが、トヨタの人たちでした。当時、私は、被災した現実を受け入れられず泣いてばかりいましたが、トヨタの皆さんの取り組みを知って「皆さんとトヨタに恩返しをしたい。そして、日本に貢献したい」と思いました。それが、トヨタへの入社動機です。そして福島県の水素にまつわるプロジェクトに携わるのは、私の願いを叶えることでもありました。
首都高速×太陽光、
というトヨタ流の貢献。
過去にも、トヨタという会社を通じたさまざまな社会貢献に携わることができました。たとえば、大量の太陽光パネルを設置して、災害時に首都高速道路へ電力を供給するシステムの開発です。道路に設置する太陽光パネルの仕様検討、開発評価などを担当しました。「道路に設置するにあたり、規制区間をできるだけ短くするには?」「少しでも効率よく配線を張り巡らせるには?」などのことを考え、仕様を決めていきました。次に決めたのは安全基準です。道路の脇に設置するとき、どの基準を安全ラインとするか、専門家と話し合って決めていきました。そしてとうとう、開発評価です。太陽光パネルに鉄球をぶつけるなど、過酷な条件を設定して評価を進めました。数々の紆余曲折がありましたが、開発も工事も完了し、ズラリと並ぶ太陽光パネルを見たとき、なんとも言葉にしがたい充実感を抱きましたね。余談ですが、このプロジェクトを進めているとき、お腹のなかに赤ちゃんがいたのです。我が子をいたわりながら、ヘルメットを被って打ち合わせや評価実験を進めたのは、いい思い出です。
成長して、トヨタに恩返しを。
トヨタは、いろいろなエネルギー施策を通じて社会に貢献しています。私も将来は、さらに数多くの経験を積んで、トヨタや日本に大きなメリットをもたらす施策を提言していきたいと思っています。それこそ、国際エネルギー機関に出向して、トヨタの考えを述べられるくらいの存在になりたいです。今、いろいろな人がレポートを発表したり提言を発信したりしていますが、水素の利用に多くの関心が集まっています。私の仕事に通ずる部分も少なくありません。今進めている産官学連携プロジェクトなどを通じて経験を積み、ぜひ想いを叶えたいですね。それが、私ができるトヨタへの貢献でもありますから。
動力源及び、動力源で発生した回転エネルギーを効率よく駆動輪に伝えるための装置類の設計開発。走る、曲がる、止まるはすべてパワートレーンを介して行われ燃費や安全性にも影響する重要な開発です。
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