トヨタも、サプライヤーも、
ワンチーム。
調達
PJT推進・ボデー部品調達部
Y.I
トヨタも、サプライヤーも、
ワンチーム。
調達
PJT推進・ボデー部品調達部
Y.I
2013年入社 学生時代はアルミの材料開発を研究。高校までラグビーに打ち込んでおり、チームでチャレンジングな仕事ができる環境を求めてトヨタ自動車へ。2013年~2016年は駆動関係部品の調達を担当。2017年、修行派遣(若手社員の海外研修制度)で2年間ブラジルへ。帰国後、2019年からボデー部品調達部に。現在はエアコン関係を担当。
チームの力が
あってこその調達。
調達のミッションは、クルマの開発・製造に必要な部品をサプライヤーから「最もよいものを長期安定的に」購入することです。ただ、そのまま購入するのでは意味がありません。サプライヤーと協働して最適な原価を模索し、私たちとサプライヤーの両社がwin-winになることが求められます。たとえば、購入するカタチも調達次第で変わります。部品単品で購入するか、はたまた部品を組付けた状態で購入するか、というように。そのためには、私たち自身も「ものづくり」を深く知っていることが必要です。 過去にも、鋳造したギアを組み合わせた部品について、サプライヤーの生産ラインにまで入り込んで、原価の改善を進めたことがありました。単に価格の引き下げを要求するだけでは、サプライヤーを圧迫してしまうことは明白でした。毎週、生産現場を訪問し、サプライヤーの設計や調達と原価低減の方法を考えていきました。部品の形状、組み付ける順番…細部を含めれば、こだわった点は無数にあります。最終的には目標を達成でき、サプライヤーからも「ありがとう」と感謝の言葉をいただくことができました。 このエピソードは、まさに、私が仕事で求めていたチームワークを象徴するものでもあります。実際に設計しているトヨタの設計者に同行を依頼して、会議でサプライヤーからの困りごとを伺ったり、製造のプロを招いて現場でアドバイスを仰いだりしました。当時の自分は若手でもあり「ものづくり」についての知識が乏しかったので、成功に導くことができたのは先輩がたのおかげ。そういったことを通じ、周囲を巻き込んで目標を達成する醍醐味を感じ、成功体験として自分のなかに持てたのは、本当に貴重でした。
ブラジルで得た
貴重な3つの学び。
2017年、トヨタ独自の研修プログラム“修行派遣”を活用してブラジルの現地法人に在籍し、調達の仕事に取り組みました。現地で購入している部品の原価低減のサポートや現地のバイヤーが持つ困りごとを解決するなど、幅広い仕事に取り組み、そのなかで、3つの貴重な学びを得られました。 まず、調達の仕事を幅広く担当させていただいたので、部品の知識が増えたことです。たとえばこれまでに経験したことがない足回り関連の部品やエンジン部品などの調達も経験することで、「ものづくり」の知見が大きく広がりました。工法なども勉強できて、以前よりも深く「ものづくり」を見られるようになりました。 ふたつめは、海外を経験することで、トヨタの「ものづくり」がどれくらい現地で浸透しているかを肌で感じられたことです。トヨタには“カイゼン”という言葉がありますが、ブラジルでも“カイゼン”という言葉を現場で掲げていたことに驚きました。トヨタの「ものづくり」がもつグローバルさを経験できたと思います。 最後の学びは、文化の違いです。ブラジル人は基本的におおらか。品質が良いだけでなく安定供給が問われるトヨタのモノづくりにおいて、現場でも品質を追求してもらうためにはどうすればトヨタの「ものづくり」の心を理解してもらえるのか大変難しさがありましたが、机上の議論でなく、トヨタ内のプロと現場に行って一緒に改善活動をやることで、現地の人にも徐々にお客様によって良いものをつくるということを理解してもらえる、若い時にそのような環境で学べたことは非常に貴重な経験となりました。
サプライヤーを
襲ったトラブルを、
みんなで解決する。
過去に、とあるサプライヤーで災害が起き、設備を焼失したことがありました。私は上司と一緒にサプライヤーの現場に駆けつけ現状を把握。設備や製造備品など、部署を横断して先輩方を巻き込み、約1週間、生産ラインの復旧を進めました。調達のなかでも、設備を購入しているバイヤーの協力を仰ぎ、新しい設備を入荷できるところを探してもらうなど、部署内でのチームワークもフルに活用。設備を用意できたあとも、据え付ける方法などをどうするか、生産技術の部署に現場支援を求めました。生産ラインが復旧したあとも、生産を再開するにあたり、製品の品質を担保するために品質管理部署の協力を仰いだり…。確実にクルマをお客様へ届けるためにどうトラブルを乗り切るか。誰かが困っていたら、職位や部署などに関係なく、多くの人が集まって解決に向けて全力を尽くす。この風土は、間違いなく外に誇れるトヨタらしさです。
100年に一度の大変革と言われる時代の中、従来の枠組みにとらわれることなく、調達メンバーが中心となって関係部署や仕入先と一体となりながら意見を出し合って業務を進めています。また仕入先との相互信頼を基盤に共に成長できるように進めており、常に仕入先と向き合い、互いの継続的な成長が実感できる、非常にやりがいのあるチャレンジングな職場です。
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