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クルマで変えたい未来がある。

挑戦を楽しむエンジニアの軌跡。

パワートレーン系制御

Y.Y

電動パワトレ制御機能開発部に所属し、コネクティッド新価値創造室パワトレ基盤制御開発グループで主任を務めるY.Y。2020年にキャリア採用でトヨタ自動車へ入社し、仲間と助け合いながら未来を切り拓くため日々挑戦しています。Y.Yがクルマの力で変えたい未来とは。

2020年 トヨタ自動車(株)へ転職し、電動パワトレ制御機能開発部にて、ソフトウェア・ファーストなクルマづくりの基盤開発に従事。

大好きなクルマで

地球環境問題解決を目指して、

電気自動車を研究

幼い頃から乗り物が大好きです

私が自動車関係の仕事に就いた理由は、「大好きなクルマで地球環境を良くしたい」という想いでした。物心つく前から車のおもちゃで遊び続け、家族とクルマで出かけるのが大好きでした。早く運転できるようになりたいとウズウズしていたことを覚えています。転機が訪れたのは高校生のとき。「自動車の排気ガスがオゾン層を破壊し地球環境を悪化させている」というニュースを見て大きなショックを受けました。 自分の大好きなクルマが地球を破壊している、何とかしなければいけない。クルマによる環境負荷を下げるにはどうしたら良いか、逆に地球環境に貢献するクルマを創り出そう!──そう決意し電気自動車の研究室を持つ大学に進学、卒業後は当時から電気自動車関係に注力していた自動車メーカーに入社しました。 前職では約10年間、電気自動車の次世代充電システムに関わる研究と開発に携わりました。充電システムはインフラと繋がる数少ない車両機能の一つです。充電システムを介してエネルギーの観点で地球環境に貢献できる可能性を感じましたが、一方で自動車メーカーの立場ではインフラに深く関わることの限界も痛感しました。 このまま自動車の概念を変えることはできず自分の決意は実現できないのではないか、そう思い始めたタイミングでトヨタの発表がありました。モビリティカンパニーへのフルモデルチェンジ宣言とWoven City計画です。 特にWoven Cityの発表を聞いたとき「コレだ!」と思いました。クルマを既存の自動車の枠組みからモビリティへ進化させる。そしてモビリティと連携する都市も造ると聞いてワクワクが止まりませんでした。実際に転職を決意したのは発表の数カ月後でしたが、自分の心はこの瞬間に決まっていたんだと思います。

新しい価値をつくり出す。

今までにない大きなチャレンジ

新たな価値を生むため、さまざまな部署を巻き込んでいるY

トヨタ入社後は、コネクティッド新価値創造室パワトレ基盤制御開発グループに所属しています。基盤制御開発を志望した理由は、社会には解決しなければいけない課題が無数に存在することに気づいたからです。使いやすい基盤を作れば地球環境に貢献するモビリティを創りやすくなりますし、地球環境以外の課題に対する解決策も実装しやすくなるはずです。 基盤の仕組みをつくることで、私自身が目指すものも叶えられる上に、ほかの人のアイデアも続々と世の中に送り出すことができる。一見回り道のようですが、SDGsで表されるような社会状況を踏まえると、まず基盤を作りこむことが最善だと考え志望しました。 現在の業務はソフトウェア・ファーストなクルマづくりの基盤開発です。トヨタのいうソフトウェア・ファーストなクルマづくりとは、自動運転やUIなどアプリケーションとしてのソフトウェア開発と、それを支えるアクチュエータや制御としてのハードウェア開発を非同期化させ、ハードウェアの進化を待たずにソフトウェアを次から次にアップデートできるようにすること。 ハードウェアの視点では、今以上に作りこみに集中できるというメリットもあります。これを実現する際にKeyとなるのがAPIです。APIとはソフトとハードの境界を決め、両者のやりとりを定義したもの。例えば「エアコンをONする」というAPIを定義しておけば、スマホでエアコンを操作したり出発のタイミングに自動でONしたりするなどのソフト開発と、高効率化や小型化などを目指すハード開発を分離できるようになります。 私はトヨタのパワートレーンとして必要なAPIの定義と、その開発プロセスの検討を任されています。このプロジェクトは全社横断的に進められているため関係者が多岐に渡り、またIT系の知識も必要になるため、これまでの業務では経験したことのないチャレンジングなものです。 全体を俯瞰しながら、どこに手を打ったら良いのか、どのように動けばベストなのか、前職で経験したシステムズエンジニアリングの知見を活かして試行錯誤しながら進めています。 チャレンジングな日々の中で活力を与えてくれるのが、グループメンバーの存在です。 私の所属しているグループは半数近くがキャリア採用者で、出向社員もいます。多様なバックグラウンドを持ったメンバーが集まっているので、お互いの知見や経験を共有したり、悩み事を相談したりすることができ、とても働きやすい環境です。また、みなさんの学ぶ姿勢が素晴らしいです。 お客様にもっと寄り添った技術を生み出すためにデザイン思考を自ら学び広げようとしているチームメンバーがいたり、ベテランエンジニアの方達が若手に混ざってアンドロイドアプリの開発方法の勉強会に参加し熱心に質問されていたりと、自ら学び成長しようとする方が多くいます。 こういった姿勢は技術者として尊敬しますし、自分にももっとできるはずだというモチベーションにも繋がっています。このチームだからこそ挑戦し続けることができているのだと思います。

自分で創り出す気概を持ち、

仲間ともに創り上げる

頼り合える仲間との日々のコミュニケーション

キャリア入社の私を全社的なプロジェクトにアサインしてもらったのは嬉しかったですが、同時に不安も感じていました。関係者が多岐に渡る業務を社内に1人も知り合いがいない私で務まるのかと。 そんな私の背中を押してくれたのがグループマネージャーとチームリーダーからの言葉でした。「キャリア入社だからと遠慮しなくて良い。自分はパワートレーンの代表だという気持ちで取り組んで下さい」「何かあればフォローする。心配しなくて良いよ」この言葉が今も私を支えてくれています。 今の業務は誰も答えや正解を持っていません。どんなAPIを定義しどんなプロセスにしたらみんなが使いやすいかを考え決断する必要があります。2人からの言葉は、この業務の特徴を捉えた的確なメッセージだったと感じています。 ただし、自分勝手に全てを決めていけば独りよがりなモノしかできませんし、誰もついてきてくれません。キャリア入社だからこそ、関係者の話にしっかりと耳を傾け、状況を理解し、方向性を揃えることを意識しています。 たとえば何かをお願いする時は、一方的に依頼するのではなく、なぜそれをやるのか?というところから対話を始め、「協力したい」と思ってもらえるようなコミュニケーションを心がけています。何かモノをつくるときは、みんなが同じモチベーションで同じ目的に向かい、ベクトルがあえば一気に加速することを前の仕事でも感じていました。「自分で創り出す気概を持って、みんなで創り上げる」これが私の理想のスタイルです。

モビリティで未来を切り拓く

チャレンジできる職場なのでチャレンジしたい方におすすめです

自動車業界は100年に一度の変革期と言われています。と言われてもなかなか想像できませんよね。100年前の日本の自動車保有台数は1万台程度、トヨタ自動車もまだありませんでした。これほど大きな変革期に自動車開発に携われていることは幸せなことだと感じています。 2021年9月現在で私は入社して半年が過ぎ、「自分たちが変えれば世の中まで動く」ことを実感しています。これは大きな影響力を持つ大企業だからこそできること。世の中に良いインパクトを与えられる。それがトヨタで働く醍醐味です。 この先の数年で自動車はモビリティへと進化することは確実です。そのための基盤開発も着実に進んでいます。この次に重要になるのがこの基盤を使って何を実現するか。今後入社する方には、自動車の専門性知識を持っている人はもちろん、それ以外の人たちも参加してほしいと強く思っています。 例えば移動農業プラントや移動レストランなど、今までの「運ぶ」というためだけのクルマではなく、これまで想像できなかったような価値を提供できるようになるはず。お客様のニーズや社会課題を解決する上では、異分野の人のアイデアも活かされます。 トヨタは学ぶ意欲があれば入社後に必要なスキルを身につけることも可能です。私自身も前職では主にハードウェアに携わっていたところから、現職でソフトウェアに深く関わり、入社後に必要な知識を学んでいます。モビリティの力で解決したい課題や実現したい未来をお持ちの方は、専門性が違うからとは思わずにぜひチャレンジしてみてほしいと思います。一緒にモビリティで未来を切り拓きましょう!

パワートレーン系制御とは

カーボンニュートラルの実現に向けて、トヨタとして全方位開発(エンジン、HEV、PHEV、FCEV、BEV等)を進めており、それぞれのパワートレーンに対して、制御開発を行っています。 パワートレーン制御は車の作り込みをする上で、お客様が求めている商品性(走行性能、コスト、品質)に大きく影響を与える業務になります。

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