
組織と人の
あるべき姿を描く。
クルマ開発
制御電子プラットフォーム開発
MS電子システム設計部
M.K
組織と人の
あるべき姿を描く。
クルマ開発
制御電子プラットフォーム開発
MS電子システム設計部
M.K
理学部物理学科 理学研究科 修了 1992年入社 入社後、結婚、子育てをしながら仕事を続け、室長へ。自分磨きで人間としての幅を広げながら、組織のあるべき姿や人材育成など全体のマネジメントに力を注ぐ。
クルマは多くの人たちの力で
つくられる。
きっと自分にも出来ることがある
小学生の卒業文集に書いた将来の夢は「税理士」。結婚した後も長く仕事を続けていきたい。算数が得意だったこともあり、税理士なら自宅で子育てしながらでもできるのではないか、とこの頃から考えていました。ところが大学4年生の時に参加した研究で、私の考え方は一変。「準結晶」という当時の物理学では新しい現象の解析に魅了されたのです。新しいものと出会うわくわく感。パズルを解くような楽しさ。結局、大学院に進んで研究を続けました。 トヨタへの入社を決めたのは、大学時代の研究を活かして、新たな金属材料の開発をしてみたかったから。「クルマは多様な人たちの力でつくられているのだから、きっと自分にも出来ることがある」という思いがありました。実際に、クルマはさまざまな材料から出来ています。乗り心地や性能を高めていくためには、より良い材料をより早く開発することが重要です。
一緒に仕事できて良かった
と思われる人へ
メンバーから主任(係長級)、グループ長(課長級)、そして室長(次長級)へ。同じ材料解析という仕事でも、視点は大きく変わりました。社外に任せているメーカーもある中で、材料解析部署がトヨタ社内にある意義とは何なのか。室長として「この組織はどうあるべきか」「そこにはどんな人材が必要なのか」という大きな絵を描くことがミッション。組織の使命や未来を考えながら日々仕事をしています。 特に、トヨタには「モノづくりはヒトづくりから」という考えがあり、人材育成に力を注ぐ風土があります。例えば、仕事を任せる際も、出来る人に出来ることを任せれば、スムーズに進むかも知れません。しかしそれでは人は育ちません。私は、一人ひとりの個性や実現したいビジョン、強みを考えながら、仕事や役割を任せるように心がけています。ドクターを取りたい人には、深堀りできそうなテーマを与えるなど、仕事を通じて自己実現してほしい。その上で、「いっしょに仕事できてよかった」と思ってもらえれば、こんなに嬉しいことはありません。 ただ、管理職になりたてのグループ長時代には、思い悩んだこともありました。私の想いと部下の想いに食い違いがあり、ともすれば考えの押し付けになってしまったことも。メンバーともっと上手く関わりを持てるようになりたい。そんな想いから、コーチングや心理学の勉強にも取り組んできました。
マネージャーとして、
部下の可能性を広げていく
コーチングや心理学を学ぶことは、マネジメントしていく上で大変役立ちました。それまでは一人ひとりの状況に合ったマネジメントが出来ていなかったため、部下との会話時間を増やすようにしました。例えば、結婚したばかりの部下には、家庭でどんな役割を担っているかをヒアリングします。その上で、残業が増えているようであれば「今日は早く帰ったら」と声をかけ、家庭環境も見据えたアドバイスをするようにしています。 私は、仕事を続けていく中で管理職という道を選びましたが、すべての女性がそうである必要はないと思っています。ずっと研究を続けたい人もいるでしょうし、出産したら子どもの成長をそばで見守りたいという人もいるでしょう。価値観は人それぞれ。私は、部下がどんなキャリアを描きたいと思っているのか、一人ひとりの意志を尊重したいと思っています。だから、メンバーへの接し方で、決まった方法はありません。「博士号に興味はあるか」「管理職になっていきたいのか」など、メンバーの志向をいつも把握して、一人ひとりに合ったマネジメントを心がけています。メンバーには、しっかりと自分のビジョンを持って、トヨタという色んなキャリアを描ける企業で、多くの成長を遂げてほしいから。
未来のクルマを創造するための先端研究や先行開発、そこで生まれた技術を製品に仕立てる製品開発を担当しています。自分たちが新しい未来を想像して描く。常に新しいものを考えて生み出す難しさと魅力がここにはあります。
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